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プロミスの金利となる実質年率
プロミスの金利としての扱いとなる実質年率は4.5%~17.8%と幅があり、審査によって適用される利率が決まります。
可能性としては上限でも下限でも適用され得ることにはなるものの、実際には上限の実質年率17.8%の適用となることが少なくありません。
プロミスに限らず、カードローンの条件にある下限金利での借り入れは難しいと考えておいたほうが良いです。
低金利での借り入れに期待をしてしまうと返済計画に狂いが生じることになり、毎月の返済負担も当初の計画とはズレが生じることがあります。
プロミスの金利である実質年率に加えて、毎月の返済金額を含めた返済に関する基本も知り、当初の計画と大きなズレがないようにプロミスのカードローンを利用するようにしましょう。
初回契約時は上限適用が多い
プロミスに限らず消費者金融のカードローン全般に言えることですが、初回契約時においては、適用される実質年率は上限となることが多いです。
プロミスの場合であれば4.5%~17.8%の上限となるため、実質年率17.8%での契約となることが多くなります。
これはプロミスの条件が悪いわけではなく、他のカードローンにおいても同様です。
カードローンはどちらかと言えば金利、実質年率といったものに期待をするサービスではなく、早さや便利さを求めるものであるため、どうしても適用される利率は高くなってしまうのです。
限度額に応じて変わる金利
プロミスで適用される実質年率は、多くの場合で限度額に応じて変動します。
限度額が少額であれば実質年率は上限での適用となることが多く、限度額が高額になれば上限の17.8%ではなく、いくらか低い利率が適用されることになります。
4.5%とかで借りられると思ってプロミスに申し込みをしたのにも関わらず、実際に適用される実質年率が17.8%となると、何だか非常にがっかりしてしまうものです。
がっかりするだけでなく、想定をしていた利息も変わることになってしまうため、プロミスで借りる際には基本的に上限と考えておいたほうが、返済の計画にも狂いが生じることがなくなります。
負担が軽くなる分には困らない
17.8%を想定していたものが15.0%やそれ以下の利率となれば、負担が軽くなるだけなので困ることはありません。しかし、低い利率で想定していたものが、17.8%の適用となってしまうと、負担が増してしまうので返済で困ることもあります。
プロミスの実質年率は下げられる
初回契約時ではどうしても上限での実質年率になることが多いプロミスも、ずっとその実質年率で利用をしなければならないわけではありません。
- 限度額を増額する際
- 一度完済をした後の再度の借り入れ時
- 引き下げ交渉の結果
いくつかの例をあげるとすれば、これらの状況で実質年率が下がることはあります。
極端な例であれば、プロミスでの限度額が30万円からいきなり100万円以上になるとすれば、適用される実質年率はどんなに高くても15.0%までとなります。
また、場合によっては実質年率の引き下げ交渉ができることもありますが、成功する可能性は低く、あまり期待はしないほうが良いでしょう。
そう簡単には下がらない
実質年率を引き下げることは、プロミス側にとってはメリットがありません。プロミス側にメリットのある状況でないと引き下げは難しいのです。
消費者金融の金利は大体同じ
プロミスの実質年率が上限の17.8%となると、他のカードローンと比べて高いのではないかと感じられるかもしれません。
しかし、これはプロミスに限ったことではなく、以下の表を見ても分かる通り消費者金融全体の傾向となっています。
平均約定金利 |
件数 |
割合 |
15.0%超~ 20.0%以下 |
57,160,845 |
52.57% |
10.0%超~ 15.0%以下 |
50,199,295 |
46.17% |
10%以下 |
341,580 |
0.31% |
その他 |
1,019,003 |
0.93% |
※ 出典:日本貸金業協会【貸金業関連資料】月次統計資料より
上表は日本貸金業協会が公表している統計資料から、金利部分を抜粋したものです。
データは令和4年11月公表分となり、金利帯で最も多いのが15.0%超20.0%以下となっているのが分かります。
20.0%の上限金利となる消費者金融は大手では見られず、中小金融に留まります。
その下の10.0%超15.0%以下もそこまで大きな違いはありませんが、どちらにしても、一桁台などの低金利で借りることが現実的ではないのは明らかです。
プロミスだけに限らず、消費者金融のカードローンを利用するのであれば、やはり金利は上限の実質年率が適用されると考えておいたほうが良いのです。
継続利用で引き下げはある
上の表を見ると15.0%以下の金利も意外と多いことが分かりますが、これは継続して利用をしている顧客が、限度額の引き上げなどによって金利が下がったと考えられます。
金利に期待すると計画が狂う
プロミスの返済で負担となるのは、言うまでもなく金利である実質年率から発生する利息です。
利息の負担はカードローンの返済において、最もネックとなる点とも言えます。
利息は思っている以上に負担が大きくなるもので、毎月の返済金額のうち、利息で取られる割合も大きくなるため、なかなか残高が減っていない状況に陥りがちです。
変に低金利で借りられると考えてしまい、利息を少なく見積もってしまうと、どうしても問題が生じることにもなります。
保守的に見ておきたい
実際の返済計画が大きくずれることもあるため、なるべくなら上限での借り入れになると、保守的に考えておいたほうが良いでしょう。
プロミスの毎月の返済金額
プロミスの実質年率は上限の17.8%の適用となることが多いため、毎月の返済に関しても、負担が大きくなるのではないかとイメージされるかもしれません。
しかし、プロミスは実質年率を問わず、毎月の返済自体はそこまで大きな負担にはならないようになっています。
プロミスでは毎月の返済金額と適用される実質年率に大きな関係はありません。
適用される実質年率が17.8%であっても、または10.0%などであっても、プロミスの毎月の返済金額に違いはないのです。
借り入れ残高で決まる毎月の返済金額
プロミスの返済金額は実質年率や限度額ではなく、借り入れ残高によって決まります。
借り入れ残高が少なければ毎月の返済金額も少なく済み、借り入れ残高が大きくなれば毎月の返済金額も大きくなる内容です。
限度額は問わない
限度額がいくらであっても、借り入れ残高で返済金額が変動します。例えば、100万円の限度額でも借りる金額が10万円なら、毎月の返済金額は10万円借り入れ時のものとなります。
借り入れ残高ごとに決められているプロミスの返済金額は、それぞれ以下のようになります。
借り入れ残高 |
返済金額 |
1万円 |
1,000円 |
5万円 |
2,000円 |
10万円 |
4,000円 |
20万円 |
8,000円 |
30万円 |
11,000円 |
50万円 |
13,000円 |
100万円 |
26,000円 |
※ 参考:ご返済金額|プロミス公式サイト
プロミスの限度額は最大500万円となるため、借り入れ残高ごとの返済金額は500万円借り入れ時まで設定されています。
また、上表では50万円の次を100万円としていますが、その間も借り入れ残高ごとに返済金額は分かれており、それぞれ借り入れが10万円増えるごとに返済金額が2,000円~3,000円ほど増加します。
全てを記載すると長くなりすぎるため、一部を抜粋して記載をしています。
残高ごとの返済金額は最低金額でしかない
プロミスの借り入れ残高ごとの返済金額は、あくまで最低返済金額に過ぎません。
何もその金額しか返済を受け付けないわけではなく、その金額以上であれば自由に返済が行えるようになっています。
契約内容にもとづき設定されたご返済金額以上であれば、お客さまのご都合にあわせてご返済いただけます。
ご返済について|よくある質問|プロミス公式サイト
多めの返済をしておけば、それだけ借り入れ残高への返済分が多くなり、完済までにかかる期間が短くできます。
プロミスの利息は借りている期間に対してかかり続けるため、早くに完済ができるような返済の進め方を続けることで、最終的に支払う返済総額を大幅に減らせるのです。
上乗せ返済は自由
例えば10万円借り入れ時のプロミスの返済金額は4,000円ですが、お金に余裕がある月は5,000円にしたり、あるいはそれ以上の金額で返済をすることが可能です。
プロミスの返済金額と他社で比較
上にあげたプロミスの毎月の返済金額は、じつは消費者金融のカードローンの中では少ない水準となっています。
毎月の返済金額は借り入れ先によって異なります。
10万円以上の借り入れとなるとそこまで大きな違いはなくても、10万円未満の少額借り入れ時は、プロミスの返済金額は少ないのです。
プロミス以外の大手消費者金融も、毎月の返済金額は借り入れ残高によって決まるようになっており、それぞれ並べたものが以下の表です。
カード ローン |
借り入れ残高 |
1万円 |
5万円 |
10万円 |
30万円 |
プロミス |
1,000円 |
2,000円 |
4,000円 |
11,000円 |
アイフル |
4,000円 |
11,000円 |
アコム |
5,000円 |
13,000円 |
SMBC モビット |
1,000円 |
2,000円 |
4,000円 |
11,000円 |
※ アイフル:約定日制の返済の場合
※ アコム:実質年率18.0%、返済期間3年以内の場合
10万円以上で借りるならどこも大きな違いはありませんが、10万円未満の借り入れで少しずつの返済をしたい方には、プロミスは適するカードローンとなります。
プロミスの豊富な返済方法
プロミスは5日・15日・25日・末日から返済期日が選べるようになっています。
選択をした返済期日までに借り入れ残高に応じた返済金額を入金しますが、返済方法は主に以下の方法です。
- コンビニなどの提携ATM
- インターネット返済
- 銀行振り込み
- 口座振替
- プロミスATMやプロミス店舗
口座振替による返済に関しては事前の口座登録が必要となるため、いきなり今月だけ口座振替で返済をしたいとなっても対応ができません。
ただ、その他の返済に関してはどの方法であっても月ごとに変えることもできるので、プロミスなら好きな方法で便利に返済が行えます。
どの返済方法でも自由
例えば先月はコンビニの提携ATMで返済をした場合であっても、今月はインターネットでの返済といったことも可能です。
コンビニなどの提携ATMでの返済
毎月の返済の中で、身近な場所ですぐに行えるのがコンビニなどの提携ATMです。
- セブン銀行ATM
- ローソン銀行ATM
- イーネットATM
主要大手コンビニに設置のATMが提携ATMとなっているため、日本全国多くの場所ですぐに返済が可能です
また、コンビニだけでなく一部金融機関のATMも提携ATMとなり、プロミスの返済にも借り入れにも対応をしています。
- 三井住友銀行ATM
- 三菱UFJ銀行ATM
- ゆうちょ銀行ATM
- イオン銀行ATM
- 一部地方銀行ATM
一部メガバンクや、ゆうちょ銀行のATMが提携ATMとなります。
それぞれ対応する提携ATMにカードを入れ、返済や預け入れの操作から返済金額を入金するだけで返済ができるため、特に手間もかかりません。
提携ATM利用時の手数料に注意
コンビニや銀行の提携ATMでの返済は便利である反面、手数料がかかる点には注意が必要です。
返済金額に応じて以下の手数料がかかるため、頻繁に利用をするとなると手数料の負担がかさむことにもなってしまいます。
返済金額 |
手数料 |
1万円以下 |
110円 |
1万円超 |
220円 |
提携ATMによる返済で手数料がかかる場合には、入金をした金額から手数料分が差し引かれることになります。
返済金額に加えて手数料を入金するわけではないので、手数料がかかるとしても毎月の返済金額には変わりはありません。
10万円借り入れ時の例
10万円借り入れ時の返済金額は4,000円となりますが、提携ATMで4,000円を入金して返済をすると、手数料の110円が差し引かれた分の3,890円が返済金額として扱われます。
インターネット返済や振り込みについて
提携ATMと同じく手軽に返済が行えるのが、手数料が無料となるインターネットでの返済です。
- プロミスの会員サービスにログイン
- インターネット返済を選択し、金額を入力
- 金融機関を選択し、ログイン
- 返済の実行
インターネットでの返済はインターネットバンキングを利用するため、金融機関での手続きが必要になります。
インターネットバンキングの手続きが済んでいれば特に難しいことはなく、曜日や時間も問わず、手数料をかけずにその場ですぐに返済ができるので大変便利です。
返済先の記帳
インターネット返済では入出金明細に「PEトランスファーネット」か「PAY-EASY」と記載されますが、どちらにおいてもプロミスへの返済となります。
※ インターネット返済|プロミス公式サイト
銀行振り込みによる返済
その他、通常の銀行振り込みによっても返済が行えます。
インターネット返済ではない銀行振り込みの場合には、利用者によって返済先の口座が異なります。
振り込み先口座は会員サービスがコールセンターへの問い合わせで確認できるため、通常の銀行振り込みで返済をする場合にはしっかりと確認をしておきましょう。
また、銀行振り込みでの返済は振り込み手数料を利用者側で負担をしなければならず、余計な費用がかかる点にも注意が必要です。
負担が増える点に注意
提携ATMにしても銀行振り込みにしても、手数料がかかると利息に加えてコストが大きくかさんでしまうため、なるべくなら手数料がかからない返済方法を選択したほうが良いでしょう。
手数料をかけないその他の返済方法
その他にも、プロミスは口座振替かプロミスATMでの返済も可能となっています。
口座振替での返済は毎月の指定期日に口座から自動的に返済金額が引き落とされるため、残高不足でもなければ返済を忘れることはありません。
返済日を確認する必要はなくなりますが、その代わりに残高には気を付けておく必要があります。
ただ、口座振替での返済を利用する場合には、事前に口座を登録しなければなりません。
口座登録の手順としては以下の通りとなります。
- 会員サービスにログイン
- 口座振替手続きを選択し、申し込み
- 振替で使う金融機関にログイン
- 口座振替の登録手続き
- 登録完了
その他、コールセンターへの電話や郵送でも口座振替の申し込み、登録が行えますが、Webでの登録が最も手軽で早いため、何か特別な理由でもなければWebで登録をしたほうが良いです。
また、口座登録にも多少の日数を要するため、未登録の方が明日の返済を口座振替で行いたいとなっても、その月の返済には間に合いません。
口座振替の注意点
口座振替による返済は毎月の最低返済額の引き落としとなります。追加で返済をした場合には、ATMや振り込みなどで任意の金額を返済するようにしてください。
プロミスATMや店舗での返済
あまり利用をする方は多くありませんが、プロミスATMでも返済が可能です。
プロミスATMは契約コーナーに併設されている場合がほとんどで、利用をするためには契約機まで行かなければならず、周りの目が気になる欠点もあります。
誰かに契約機に入るところを見られれば、プロミスでの借り入れがバレる原因になりかねません。
また、プロミスATMや店舗は営業時間が限られるため、インターネット返済などのように24時間行えるわけではありません。
時間の確認も必要になるため、積極的に利用をするものでもないのです。
手数料も手間もかけずに返済をするには
カードローンは借りれば日数に応じて利息がかかり、返済時に支払う必要があります。
利息だけでも大きな負担となるため、できればそれ以上に手数料などの余計な負担をかけずに返済をしたいものです。
手数料がかかってしまえば、入金額から手数料が差し引かれ、残額だけが返済分への充当となってしまいます。
余計な手数料をかけずに返済をする方法をまとめると以下の通りとなります。
- インターネット返済
- 口座振替
- プロミスATMや店舗
プロミスATMや店舗は別としても、できることならこれらの返済方法を積極的に活用し、余計な手数料をかけずに返済を進めたほうが良いでしょう。
また、手間をかけない返済であれば、メンテナンスなどを除けば基本的に24時間いつでも行えるインターネット返済が便利です。
原則24時間のお取扱いが可能ですが、以下の時間帯は受付を一時停止させていただいております。
・毎週日曜日23:00~月曜日7:00
・毎月第3日曜日0:00~6:00、 および前日土曜日の23:00~24:00
・各金融機関メンテナンス日
※ 各金融機関の都合による、臨時のサービス停止などにより、上記時間帯以外にもサービスをご利用いただけない場合がありますのでご了承ください。
インターネット返済|プロミス公式サイト
口座振替とは異なり返済金額の上乗せも自由に行えるため、手数料も手間もかけずに返済をするなら、プロミスではインターネット返済がおすすめです。
プロミスでかかる利息
返済時には利息の支払いもあるため、プロミスで借りた際にかかる利息についても知っておくと良いでしょう。
どれぐらいの利息負担になるかの目安だけでも知っておけば、毎月の返済に対する利息の割合も掴めるため、効率的な返済も進めやすくなります。
利息を知らないままだと、払っても払っても返済が終わらないという感覚に陥ることもあります。
借り入れ時に発生する利息の計算自体は単純でも、はじめは掴み切れない部分もあるため、いくつかの例をあげながらプロミスの利息について見ていきます。
利息は借りた日数の日割り計算
プロミスの利息は借りている金額に対して、以下の計算式の通り借りた日数分の日割りで計算されています。
利息の計算式
借り入れ残高×実質年率÷365(※)×借り入れ日数
※ うるう年の場合は366
短期間の借り入れであればかかる利息も少なくなり、例えば、給料日までの少しの間を借りるだけなら利息の負担は大きくなりません。
プロミスの実質年率の上限である17.8%で借りているとした場合にかかる利息は、参考値とはなりますが、借り入れ残高や期間ごとにそれぞれ以下のようになります。
借り入れ 残高 |
借り入れ期間 |
7日間 |
15日間 |
30日間 |
5万円 |
170円 |
365円 |
731円 |
10万円 |
341円 |
731円 |
1,463円 |
15万円 |
512円 |
1,097円 |
2,194円 |
20万円 |
682円 |
1,463円 |
2,926円 |
30万円 |
1,024円 |
2,194円 |
4,389円 |
※ 1年を365日で計算しています。実際の利息はプロミス公式サイト等でご確認ください。
プロミスは実質年率の上限が17.8%と、アイフルやアコム、SMBCモビットの18.0%に比べると僅かに低くなっています。
僅かな差ではありますが、その分でプロミスの利息は少しだけ安く済ませられるので、1円でも利息を安くして借りたい方にはプロミスは向いています。
利息は払ってもいいことがない
利息は借り入れ残高への返済に充てられない金額であるため、いくら支払ったところで何の意味もありません。なるべく利息を少なくしつつ、効率的に返済を進めることが重要です。
返済金額に占める利息の割合
上でも触れいますが、利息は返済金額に追加をして支払うわけではなく、毎月の返済金額から利息分が差し引かれることになります。
例えば、実質年率17.8%で10万円を30日間借りている場合にかかる利息は1,463円となり、この金額が返済金額から差し引かれ、残った金額が借り入れ残高への返済に充てられます。
4,000円で返済をした場合
10万円借り入れ時の最低返済金額となる4,000円で返済した場合は、利息の1,463円が引かれ、残った2,537円が実際の返済金額となります。
また、提携ATMを利用する返済で手数料がかかる場合には、以下のように返済金額が充当されることになっています。
- 提携ATM利用手数料
- 通常の利息
- 遅延利息(返済に遅れている場合)
- 借り入れ残高
返済期日から遅れていなければ3番の遅延利息は発生しないため、手数料と利息が差し引かれた後に残った分が、借り入れ残高への返済となります。
10万円借り入れ時の例を再びあげるとすれば、手数料がかかる返済としてしまうと、返済金額は以下のように減ることになってしまうのです。
- 4,000円の返済金額を入金
- 提携ATM手数料で110円
- 利息で1,463円
- 残額の2,427円が返済分
入金をした分の半分近くが様々な費用として取られてしまいます。
さらに、返済に遅れることになると、通常の利率よりも高い実質年率20.0%の遅延損害金もかかります。
遅延損害金の計算方法は通常の利息と同様ですが、遅れた日数に応じてかかるため、さらに返済分が減ることになってしまうのです。
遅延損害金の計算方法は「延滞元金×遅延損害金利率÷365日×延滞日数」です。うるう年の場合は1年を366日で計算します。
遅延損害金の発生|プロミス
利息を減らす返済のコツ
利息はプロミスに限らず、カードローンの返済において大きな負担となる部分です。
効率的に返済を進めるためには利息を軽くしたいものですが、利息の負担を減らすには以下のようなことを心がけるしかありません。
- 毎月の返済金額を増やす
- なるべく短い期間で返し切る
- 借りる金額自体を少なくする
特に意識をしたいのは、毎月の返済金額を増やすということです。
最低返済金額に上乗せをして入金をした分は、プロミスでは全て借り入れ残高への返済に充てられるため、多めに入金をすればそれだけ返済が進みやすくなります。
追加入金分の扱い
1,000円でも2,000円でも、上乗せをした分はそのまま借り入れ残高への返済となるため、少しずつ上乗せをするだけで返済期間が大幅に短縮できます。
プロミスは10万円借り入れ時であれば毎月の返済が4,000円となりますが、このままの返済だと上でもあげた通り、利息などが引かれて2,500円前後しか返済ができません。
しかし、1,000円上乗せをして5,000円の入金とすると、追加分はそのまま残高への返済となることで、3,500円前後の返済となります。
僅かな違いに感じられるかもしれませんが、後々で大きな差となります。
一度の返済で見れば大した違いではなくても、プロミスの利息は限度額や当初借り入れ金額ではなく、その時点での借り入れ残高に対してかかることがポイントです。
多めの返済で残高を少しでも減らしておくことで、翌月以降にかかる利息が減り、さらに返済が進みやすくなります。
プロミスの返済シミュレーションで見てみると、返済金額を1,000円増やすだけでも、以下のような違いが生じることが分かります。
毎月返済 |
返済総額 |
利息総額 |
返済期間 |
4,000円 |
125,864円 |
25,864円 |
32回 |
5,000円 |
119,490円 |
19,490円 |
24回 |
※ 参考:プロミス返済シミュレーション
毎月に1,000円ずつの上乗せとしただけでも、完済までにかかる期間は8か月短くなり、返済総額は5%ほども少なくできます。
10万円の借り入れでは利息総額自体がそこまで大きくならないため、数字を見てもインパクトはそこまでありませんが、期間が8か月も短縮できるのは非常に大きいのです。
返済は長引かせたくない
カードローンの返済はあまり長引かせず、なるべくなら少しでも早くに返し終えられるようにしておきましょう。
その他、借りる金額自体を少なくすることも、返済を考える上では重要です。
必要最低限の借り入れに留めておけば、利息が少なく済ませられるだけでなく、何とかすぐに返し終えることもできます。
限度額があるとついつい借りてしまいがちですが、余計な借り入れは重ねず、必要最低限の借り入れに留めるようにしてください。
お得なプロミスの無利息サービス
利息は返済時に大きな負担となりますが、プロミスでは無利息サービスによって、利息負担がいくらか軽減ができるようになっています。
無利息サービスは文字通り利息が発生しないサービスで、プロミスの場合にはメールアドレスの登録とWeb明細の利用登録によって、初回借り入れの翌日から30日間が無利息になります。
条件を満たさずに借りてしまうと無利息サービスが受けられないため、しっかりと確認をしておきましょう。
今では無利息サービスも珍しくなくなり、アコムやアイフルなどの他大手消費者金融も同様のサービスを行っています。
しかし、同じ無利息サービスでも、プロミスと他2社では僅かに違いがあるのです。
違いはしっかり確認
僅かな違いではありますが、使い方によっては大きな違いになることもあるので、それぞれの無利息サービスの違いも知っておくべきです。
プロミスと他社の無利息サービス
プロミス、アイフル、アコムの30日間の無利息サービスについて、それぞれ条件をまとめると以下のようになります。
カードローン |
無利息サービス内容 |
プロミス |
初回借り入れ翌日から30日間無利息 |
アイフル |
初回契約翌日から30日間無利息 |
アコム |
初回の30日間無利息という条件に違いはなく、大きな差はないよう見えます。
しかし、プロミスは初回借り入れ翌日から30日間無利息なのに対して、アイフルとアコムは初回契約翌日からの違いがあり、利用開始時期によってはこの差が大きな違いになることがあります。
特に、借り入れのタイミングによっては、無利息期間に大きな差が生じることがあるので注意が必要です。
プロミスの無利息サービスは無駄がない
無利息期間の開始タイミングは、プロミスでは初回借り入れの翌日から、アイフルとアコムは初回契約の翌日からの違いがあります。
この違いによる実際の無利息期間の違いは、それぞれ以下のような状況で大きく開くことにもなります。
- 1日に契約
- 同日中に借り入れ
- 2日から30日間無利息
この使い方であれば、プロミスでもアイフルでもアコムでも、無利息サービスの適用期間に大きな違いはありません。
借り入れ翌日からでも契約翌日からでも、2日から30日間無利息です。
一方、以下のような使い方となった場合には、プロミスとその他のカードローンでは無利息サービスの適用期間に違いが生じます。
- 1日に契約
- 10日に借り入れ
この場合、プロミスの無利息サービスと、アイフルとアコムの無利息サービスでは大きな違いがあります。
プロミスの無利息サービスは初回借り入れの翌日からとなるため、借り入れを行った10日の翌日である11日から30日間が無利息になります。
対して、アイフルとアコムは初回契約の翌日からであり、10日に借り入れを行ってもそこから30日間とはなりません。
無利息期間を無駄にする
契約をしてすぐ借りるなら別でも、契約をしてからすぐに借りない場合には、アイフルやアコムでは無利息期間を無駄にしてしまうのです。
1か月を31日として、1日に初回契約をして10日に初めて借りた場合には、プロミスとアイフル、アコムでは、無利息の適用期間が以下のような状況になります。
カードローン |
無利息サービス適用期間 |
プロミス |
翌月9日まで無利息 |
アイフル・アコム |
同月31日まで無利息 |
初回契約から初回借り入れまでの期間が長くなればなるほどに、プロミスとその他の無利息サービスでは違いが大きくなります。
プロミスと他社カードローンの無利息は僅かな違いとなりますが、使い方によっては大きな違いとなるので、すぐに借りない場合には気を付けておくと良いでしょう。
期間中は何度借りても無利息
プロミスでも他社でも、無利息期間中は何度借りても無利息です。その点でも、無利息期間を無駄にしないプロミスはお得と言えるのです。
無利息サービスで高い利息を減らす
カードローンの利息はどうしても高く付いてしまいます。
その高い利息を減らせるのが無利息サービスであり、せっかくのサービスを無駄にしてしまうというのは、できれば避けたいものなのです。
高い利息を減らして借りられるなら、そのサービスを無駄にする必要はありません。
ざっと見ると、どこも30日間の無利息で大きな違いはないように思えてしまいます。
そのために、よく確認をせずに借りたら、無利息期間が思ったほど長くなかったというのはよくあることです。
安くはない利息を減らすために無利息期間を重視して借りるのであれば、各条件をしっかりと確認して、無駄がないプロミスを利用することも考えてみると良いでしょう。
適用条件もよく確認
プロミスの無利息サービスはメールアドレスの登録とWeb明細の利用登録が必要なため、条件もしっかりと確認をするようにしてください。
無利息でも計画的に使いたい
無利息なら余計なことに借りても良いかといえば、そうとも言えません。
無利息サービスがあるとしても借金であることには変わりはなく、後でしっかりと返さなければなりません。
利息がないとしても返済はどうしてもつらくなってしまうものです。
それでも無利息サービスの期間を無駄にしにくいプロミスなら返済の負担も抑えられるので、ここまで見てきた返済に関する各情報をしっかりと知った上で、プロミスのカードローンを計画的に利用するようにしてください。