アイフルの審査に落ちてしまったとしても、結論から書いておけば他に借りられるところはいくらでもあります。
ただ、借りられるかどうかはなぜアイフルの審査に落ちたのか、落ちてしまった理由は何なのかを知る必要があり、まずはその理由を考えるところから始めなければなりません。
アイフルでは審査落ちの理由は教えてくれないので、自身の状況を振り返ってみて、アイフルの審査に引っかかってしまったポイントを考えてみましょう。
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アイフルの審査に落ちてしまったとしても、結論から書いておけば他に借りられるところはいくらでもあります。
ただ、借りられるかどうかはなぜアイフルの審査に落ちたのか、落ちてしまった理由は何なのかを知る必要があり、まずはその理由を考えるところから始めなければなりません。
アイフルでは審査落ちの理由は教えてくれないので、自身の状況を振り返ってみて、アイフルの審査に引っかかってしまったポイントを考えてみましょう。
実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 融資までの目安 |
---|---|---|---|
3.0%~18.0% | 1~800万円 | 最短18分 | 最短18分 |
アイフルの審査に落ちる理由は、大体が他社での借り入れによるものとなります。
このあたりはアイフルでの審査落ちでよく考えられる理由です。
どの理由で審査落ちになってしまったのかは教えてくれないので自身で考える必要がありますが、大体は心当たりがあるはずなので目星をつけることは難しくありません。
他社での借り入れが総量規制で定める年収の3分の1まで達してしまっていると、他カードローンに申し込みをしても借りるのは難しいです。
総量規制はアイフルやクレジットカードのキャッシングを含む、貸金業者全体に影響を与える貸金業法によるものとなるため、これを超えてお金を借りることはできません。
過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています(総量規制)。
お借入れは年収の3分の1まで(総量規制について)【貸金業界の状況】 | 日本貸金業協会
総量規制に含まない借り入れであれば別ですが、アイフルや他社での借り入れが年収の3分の1まで、または近い水準まで抱えてしまっていると、他社に申し込みをしても審査結果は厳しいものとなります。
総量規制は貸金業法によるものであるため、貸金業者以外からの借り入れには適用されません。
※ 参考:総量規制が適用されない場合について【貸金業界の状況】 | 日本貸金業協会
これらは総量規制から除外がされる主な借り入れです。
目的ローンは基本的に除外となり、さらにまとめるなら銀行からの借り入れは総量規制から除外がされます。
銀行から借りる住宅ローンや自動車ローンだけでなく、カードローンも総量規制の対象とはなっていないため、銀行カードローンで借りているとしても、それが総量規制になることはありません。
その他、貸金業者ではない銀行からの借り入れも除外となっているため、銀行カードローンによる借り入れは総量規制には含めないことになっています。
銀行のカードローンも、一般の銀行等の借入れ同様、総量規制の対象とはなりません。
貸金業法Q&A:金融庁
銀行からの借り入れは総量規制に含まないとは言え、借金であることには変わりはありません。
多くの借り入れを抱えていればそれだけ返済の負担が大きくなり、審査も不利になってしまうため、銀行カードローンを含む借り入れが多くある場合には、総量規制の範囲内でも審査落ちとなることはあります。
あくまで総量規制に含めないというだけであり、だからといってアイフルで落ちた後でも他社で必ず借りられるというわけではないのです。
アイフルの審査に落ちた理由が、他社での返済のトラブルとなると現状ではどこからも借りられないと考えるべきです。
過去のトラブルであれば中小金融なら審査に通ることはあり、直近の返済トラブルでも例えば数日の遅れ程度であれば、アイフル以外での審査通過は可能です。
しかし、今現在で返済に遅れている、不足入金となっているような状況では、アイフルでも中小金融でも、審査に通ることはありません。
中小金融なら大手とは異なり、何らかの問題があっても審査に通るのではないかとイメージされることがあります。
たしかにアイフルのような大手で通らない方でも中小金融は通る可能性はありますが、返済に問題がある場合は別です。
例えば中堅消費者金融のキャッシングアローでは、申し込みフォームの上部に「返済が遅れている方は契約できません」と書いており、返済が遅れている方の申し込みすらも断っているほどです。
これは、中小金融は返済に問題があっても借りられるとイメージしてしまい、返済にトラブルを抱えている方の申し込みが一定数いることを表しています。
その他、以下に該当をしてしまう方も、アイフルでも中小金融でも審査に通ることは難しいです。
何らかのカードの支払いやローンの返済が遅れてしまうと、信用情報機関には遅れの記録が残ることになります。
短期間の遅れであるとしても、月毎に記録される入金状況に、遅れを示すマークが記録されてしまいます。
遅れマークは、実際には一つや二つ付く程度なら大した問題にはなりません。
しかし、頻度が高すぎたり、毎月のように遅れとなってしまっていると、返済能力に問題があると判断され、アイフル以外でも審査通過は難しくなります。
また、短期間の遅れではなく、何か月にもわたって遅れるようなことがあると、「異動」とされる記録が残ってしまいます。
※ 参考:「信用情報開示報告書」表示項目の説明|指定信用情報機関のCIC(PDF)
上記のいずれかに該当をしてしまうと、「異動」が記録されます。
「異動」はいわゆる「ブラック」としての情報となり、この記録が残ってしまうと、今後のローンやカードの審査に大きく悪影響を与えてしまうのです。
また、一度記録された「異動」は、対象となる債務を完済してから5年を超えない期間で残るため、非常に長い期間にわたってブラックの情報を持つことになってしまいます。
アイフルで審査に落ちた後に他社で借りられるかどうかは、他社での借り入れの状況に加えて、返済の状況も重要になるポイントです。
返済が正常に行えているのにアイフルで落ちてしまったのであれば、それはアイフルの何らかの審査基準に引っかかってしまっただけとも言えます。
ただ、返済に問題があると難しくなります。
アイフルの審査に落ちてしまった場合は、他社で借り入れあるなら返済に遅れていないか、一度確認をしてみたほうが良いでしょう。
うっかり忘れによる返済遅れがあるかもしれません。
アイフルは他の大手消費者金融とは異なり、独立系ということもあって、審査には通るものだと考えて申し込みをしてしまうこともあります。
銀行系は審査が厳しいイメージで、独立系のアイフルなら借りられると考えて申し込みをしたのに審査落ちとなると、もうどこからも借りられないのではないかとすら感じてしまうものです。
しかし、そのイメージ自体が間違っており、アイフルは審査に通りやすいということも、アイフルで落ちたからといって他社で借りられないこともありません。
アイフルの審査通過率は年々低下しています。
原因がアイフルにあるわけではなく、どのカードローンにも共通をしていますが、アイフルはここ数年で審査通過率が10%以上も低下しているのです。
以下は2022年から過去5年間の審査通過率となる成約率を並べたものですが、2022年の審査通過率は特に厳しく、むしろアイフルだから審査に通らなかったと言える可能性があるほどになっています。
対象年 | 成約率 |
---|---|
2018年 | 46.43% |
2019年 | 43.16% |
2020年 | 39.96% |
2021年 | 39.76% |
2022年 | 29.50% |
▼審査通過率の参考情報
アイフル企業情報サイト月次データより、各年の4月6月までの3か月平均値を計算し、記載しています。
アイフルの審査通過率は、他社カードローンと比べても低く出ています。
2022年の同期間で見てみれば、プロミスは36.7%(※1)、アコムは38.5%(※2)となっており、アイフルと比べて大きな開きがあります。
※1 出典:月次データ|SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(PDF)
※2 出典:データブック|アコム株式会社(三菱UFJフィナンシャル・グループ)(PDF)
これには様々な理由が考えられます。
特に大きな理由として考えれるのが、この期間はアイフルの新規申し込み件数数が激増しており、審査に通る見込みがない申し込みも多く増えてしまったのではないか、ということです。
年月 | 申し込み件数 | 前年同期比 |
---|---|---|
2022年4月 | 67,193 | +56.8% |
2022年5月 | 81,747 | +75.9% |
2022年6月 | 68,644 | +60.6% |
※ 出典:月次データ | アイフル株式会社(PDF)
同期間のプロミスやアコムの前年同期比も含めるとそれぞれ以下のようになり、アイフルが最も伸びているのが分かります。
これだけ一気に増えると様々な申し込みが殺到してしまい、結果としてアイフルの審査通過率を一時的に押し下げる要因にもなってしまいます。
実際に、上記期間の後である2022年7月から9月で見てみると、アイフルの審査通過率は34.03%まで上がってきているのです。
高くはないアイフルの審査通過率によって、実際にはそこまで問題がないのに審査落ちになってしまっている方がいてもおかしくありません。
ここまで触れてきた借り入れ状況等に問題がないのであれば、他社審査なら通る可能性はいくらでもあるのです。
繰り返しにはなりますが、アイフルで通らなかったからといって、他社でも通らないわけではありません。
これらの条件を満たす方なら、アイフルで落ちてしまっても、他のカードローンを考えられる状況にあると言えます。
大手の1社であるアイフルで落ちてしまうと、他の大手消費者金融でも借りられないのではないかと考えてしまうかもしれませんが、実際にはそういったことではないのです。
アイフルでは何度でも再申し込みは行えますが、前回に審査落ちになっている場合には、しばらく期間を空けないと審査結果も同じものが返ってきてしまいます。
目安としては半年以上は見ておくべきで、半年以内の再申し込みでは再度審査落ちとなる可能性が高くなります。
アイフルで審査に落ちてしまい、それでもアイフルで借りたい場合には、最低でも半年間は待つようにして再申し込みをするようにしてください。
その期間内は、他カードローンへの申し込みを考えるようにしましょう。
アイフルの審査に落ちてしまい、他のカードローンの利用を検討する場合には、いくつか気を付けておきたい部分があります。
他カードローンでも審査落ちにならないように、上記の順番を参考に気を付けておきたいものです。
しっかりと確認をしながら申し込みをすることで、アイフルで落ちてしまった後でも他社で借りられる可能性はあります。
カードローンはそれぞれで審査基準が異なります。
アイフルよりも厳しいところもあり、一例をあげるとすれば以下のようになります。
アイフルの審査基準を満たせなかった後に、アイフルよりも審査が厳しいと考えられるカードローンに申し込みをするのは、無謀と言わざるを得ません。
これ以上に余計な審査落ちを重ねないためにも、アイフルと条件にそこまで違いがないカードローンを中心に考えておくと良いでしょう。
アイフル以外での借り入れを考えるなら、まずは以下のような順番で見ておくべきです。
プロミスやアコムはアイフルと条件に大きな違いはありませんが、上でも触れたように、審査通過率が異なります。
それぞれで審査基準が異なっているため、アイフルで落ちてしまったとしても、現状に問題がないのであれば借りられる可能性があります。
SMBCモビットに関しては、消費者金融カードローンの中でも審査が厳しいとされています。
アイフルやプロミスなどとは利用者の傾向が異なり、40歳以上などの年齢層が高い方に人気があるため、年齢によっては選択をすることもあります。
それでもダメなら、最後は中小消費者金融となりますが、実際にはあまりおすすめができるものではありません。
中小消費者金融の中には来店をしての対面審査が必須となるところや、必要書類が増えるところなどもあり、大手消費者金融のようにWeb上で素早く契約ができるわけでもないのです。
アイフル以外に申し込みをする場合には、申し込みフォームに入力をする希望額はなるべく少額で、必要最低限としておくのが良いでしょう。
審査は希望額の大きさに応じて厳しくなるので、アイフルで審査に落ちてしまっている状況では、できることなら余計に審査を厳しくするのは避けたいためです。
特に、収入証明書類の提出が必要になるような、50万円を超えるまとまった金額での申し込みは避けるべきです。
個人が借入れをしようとする場合において、①ある貸金業者から50万円を超えて借入れる場合、②他の貸金業者から借入れている分も合わせて合計100万円を超えて借入れる場合、のどちらかに当てはまると、「収入を証明する書類」の提出が必要です。
年収を証明する書類とは【貸金業界の状況】 | 日本貸金業協会
どのカードローンでも、50万円は重要な基準として見ています。
ここを超える金額での申し込みとなると、審査もそれに応じて厳しくなってしまいます。
アイフルの審査に落ちてしまった後に他社での借り入れを考えるなら、必要な金額だけで申し込みをしておくと、何とか審査に通ることもできるようになるかもしれません。